「これが大豆のもろみの麹。」
「大豆と麦のお醤油になる麹。知り合いの醸造家にお願いして特別に分けてもらいました。」


まず、バケツ型の容器、“いきいきペール”に麦麹で熟成した味噌玉をいれる。

その大きな塊を両手でほぐしながら、下から掬いあげるように混ぜていきます。

「混ぜるプロセスで、自分の両手の常在菌が混じります。」
「自然のエネルギーと自分の手の常在菌が混ざるから、みんな味が違う味噌になります。」
「ポイントは、しっかり空気を抜きながら混ぜること。空気が残っていると、カビやすくなります。」


次に塩を入れていきます。

大分の「なずなの塩」、ミネラルバランスのいい天然海塩です。これも下から上に天地返しをするように混ぜていきます。この時も、重要なのは空気を抜くこと。


全体が混ざったら、手摘みしてきた野草をちぎって、上に乗せていきます。

「あまり細かくしなくていいです。枝になってるとこ、葉っぱの筋のところは入れないように。」
「もし、お味噌になって残ってたらそれも食べてしまえばいい。あまり神経質にならずに、、、」
「額も全部入れて、ノカンゾウ(ゆり)は花びらが長いので半分か三分の一くらいにちぎってあげたほうがいいです。」
「野草が細かくなって全部上に乗ったら、これも下から上へ、天と地を融合させるように、両手で捏ねながら混ぜてください。」

もろみ麹と野草


次に赤松の松葉ジュースを入れていきます。

「赤松の葉を1 本づつ、1 本づつ、、、ヤニがつかないように 枝から外し、細かく刻んで 900cc の水を少しづつ、少しづつ入れながら松のジュースに仕立てました。」
「130g 作るのに何時間もかかります。」

松葉ジュース

「これを最後に味噌に混ぜてなじませることによって、発酵を促してくれます。」
「赤松の葉は蒸した大豆にまぶしておくと納豆ができるくらい発酵力の強いもの。」


「これでまんべんなく水分がいき渡るように、松葉ジュースのエネルギーが行きわたるように手の圧をかけて平らにしていきます。」
「いきいきペールの周りについた汚れはよくふき取っておかないとカビが生えてしまいます。」


徹底的に、野草と味噌玉が混ざったら、その上に、たっぷりの塩をのせて蓋をします。

「重しとして、防腐剤としてかけていきます。1~2cm 積もるくらい。」
「しっかりと塩で圧をかけて空気を抜くことがとても大事!ケチらないで、10キロの塩を、一袋丸ごと使いましょう。だんだんと水分が染みてきて塩が茶色くなっていきます。」
「この塩は、後で、野草パワーが染み込んだとても滋養分の豊富な調味料としても活用できます。」
「固い肉にこの塩を振っておくと柔らかくなります。醤油麹みたいな使い方も!」

仕込んだバケツは、風通しのいい、陽の光が入らないところに、数か月間ジッと静置して待つと、美味しい野草味噌が出来上がります。

「ただ、じっと待つこと。途中で、蓋を開けることは厳禁!」

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