加熱すると損なわれてしまう酵素や栄養分も、低温なら心配なし。シャキッとした食感は残しつつ、しっかり玉ネギの甘味はアップ。滋養と旨味を余さず丸ごといただくスープでカラダの芯からぽかぽか。ゆっくり火を通した玉ネギは煮崩れることなく、見た目にもダイナミック。仕上げに、緑のパセリを添えて。玉ねぎには、タンパク質を分解する酵素が含まれているので消化・吸収もよく、ポリフェノールの一種ケルセチンによる血液サラサラ効果が期待されます。

いつものミートソースを作るときに、天然醸造味噌を赤ワインで溶いて隠し味に。味噌の発酵力がもつ酵素やビタミンB1,ミネラルの補酵素もいただけます。味噌汁だけではもったいない！ 酵素もいただける天然醸造の味噌を、肉や魚料理にも上手に使って“酵素レシピ”にお役立てください。

コツは低温で長めに蒸し上げること。酵素も損なわれにくい。キャベツ、玉ネギ、アスパラガス，椎茸を細切りに。冷たいフライパンにオリーブオイルを入れ、切った野菜を箸でまぜ入れます。蓋をして、15～20分弱火で蒸してください。仕上げにしらす干しを入れ、再び蓋をし1分。加えるキノコや野菜の種類によって旨味が変化して、色々楽しめます。

納豆のネバネバ成分に含まれる“ナットウキナーゼ”は、タンパク質を分解する消化酵素の一種。酵素の効果を生かすためには、加熱したり、熱々ご飯に乗せて食べるより、サラダがおススメ。サーモンは、鮮やかなオレンジ色の色素、アスタキサンチンの強力な抗酸化力が特徴ですが、やはり生食が一番！サーモンとチーズはさいの目切りに、きゅうりはいちょう切りに。醤油とオリーブオイルを加えて混ぜ、納豆を混ぜて、一口大に切ったレタスに乗せたら完成。